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○古代史専攻(西洋古代ギリシア)だった ●日本神話好きな、▲馬お宅です!     ★墨絵マンガ「日本武尊」で  文化庁メディア芸術祭で推薦をいただきました。 オンラインワークココナラで活動中です! akhalkanzizazz@outlook.jp

古代の兵站(日本など)

坂上田村麻呂(8世紀)の軍規
 


兵は米か籾を支給されたが、徴兵された兵は糒(干し飯)6斗(現在の2斗4升)を(20-30kgくらいか?)を持参しなければならなかった。(持つのも経済的にもすごい負担だな)
*「糒」は玄米を蒸して、干したもの。
一日の量は8合(6合) 兵は行軍中3升5合8(4日分)を携帯。軽装な夷兵に比べて不利をもたらした。
「兵士は紺の布幕 銅盆、小釜、鍬、斧、鑿、鎌、鉗(かなはし現・かなばさみ、医療器具などの鉗子のこと???) を  「火」(10人の小隊) ごとに携帯しなければならぬ。」
「燧(ひうち)は隊ごとに一具、やいぐさ一斤(火種用の干し草か???) 鋸のこぎり一具..
飯袋1口水桶1口塩桶1口敷布1具靴1両を自ら備えよ刀剣はいうまでもない」  
*携帯は 各兵・小隊・一部隊(あまり大きいと行き渡らなさそうだ10人x5=50人くらいか?)の単位で管理が配分されていた。やいぐさ以下は各自の所持を意味してると思われる。 火種 飯 水桶 塩 シーツ、靴(ノコギリもか?)  
※は各自でもつが鍋は小隊持ちと。干しいいだから非常時はそのまま食えるはずだ。そうか〜。
*田村麻呂は現地屯田しながら粘り強くたたかう主義で成功を収めたらしい。設営工具とともに農耕機具もはいっているようだ。
*火打石くらいもっとたくさん持ってても良さそうだが、貴重なものなのだ。隊長クラスが管理したのであろう。 (そーいえばわが日本武尊では副官の青彦が管理することになってたのだったw)
 

にんにく、納豆、しょうゆ・味噌

*納豆 奈良時代くらいには大陸より伝わった。「粘豆」ともいったが、塩をいれてつくる、浜納豆のようなものの原型がおおく、体に良いので軍の携帯食料としてももちいられたらしい。
*にんにくはもっと古くからはいってきていて、ヤマトタケルがイノシシを撃ち殺したと言う
弁当の 蒜 はニンニクである。
*ニンニク、ネギ、 また たちばななどは、その強い香りから、魔を払うような強い力があると考えられた。(洋の東西を問わずだが) 
私見 においだけでなく実際に殺菌効果もある。塩も同じだが、呪的な退魔効果のあると言われるものは、結局実際に魔(有害な細菌)を倒す効果がある、ということではないだろうか。
*味噌や醤油の原型は割と古くから合ったようだ。野菜・穀物・魚・肉なんでもから "醤"をつくり、その中でも上質のものを味醤と呼び珍重した。庶民の口等はなかなか入らなかったらしい。
 

たちばな」 伝説にもある通り、古代では貴重なもので、苗木を求めるために使者が出された。

「桃」も古代に入ってきたが、大変貴重なもので、伝説には魔力のある実として登場するが、大陸からの伝承から伝説の魔力果物として登場したものと思われる。

大根 ずっと後代に渡来。「おおね」はあったが別物で葉も食した。
ニンニク、ネギについては前記の通り、日本武尊も食したようだ?^^
「瓜」は今多種あるが..どうなんだろう?
  

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